2013年4月22日月曜日

イメージフォーラム・フェスティバル

ゴールデンウィークに開催される、イメージ・フォーラムフェスティバルがとても楽しみ。


副題は「創造するドキュメンタリー」となっていますが、出品作にはドキュメンタリーの枠を超えているようなものも多い。

そもそも、ドキュメンタリーの定義ってなんだっけ。
何かの記録映像?
だとしたら、たとえフィクションの物語を撮っているのだとしても俳優さんが演技をする記録映像ともいえるわけで。

映画から何らかのメッセージ性を感じ取れて、これまで気づかなかった世界のどこかを見ることができれば、私はそれはドキュメンタリー映画なのだと思います。


それにしても疑問なのは、インディーズ系の映画祭に出品されるような「映画」と、同時代の作家さんが美術館で上映しているようなインスタレーション系の「映像作品」は、どう違うのだろう。
「映像作品」とひとくくりに呼んでしまってもいいのだろうか。


★★★★★

イメージ・フォーラムフェスティバルで特に気になっているのがこちらの2作品。


 
私も幸せが欲しい
アレクセイ・バラバーノフ/ロシア/デジタル/83分/2012
 
予告をちらりと見たのですが、ちょっとクレイジーな雰囲気。
ドライブをしている男女。車の進む先が急に雪景色になっていて、なぜか車降ろされた女性が服を全部脱いで全裸で走って車を追いかけていくという。。
詳しいストーリーが気になります。
 
このアレクセイ・バラバーノフ監督、私は知らなかったのですが母国ロシアではカルト的人気があるのだそう。
しかも、カフカの「城」をもとにした作品も撮っているなんて、とても気になります。





エブリバディズ・ノーバディ ブルース・レイシー/ イギリス/16 ミリ(デジタル版)
/18 分/1960
レイシー家の儀式 レイシー家の人々/ イギリス/16 ミリ(デジタル版)/61 分/1973
 
 
イギリスのアーティスト、ブルース・レイシーによる、ホームビデオ?
ではなく、彼の家族全員が登場して映画を撮るという、実験的なホーム・ムービー。
ある意味ドキュメンタリー。
 
小さい子どもたちが、めいめいに喋りながらワチャワチャする。

79分、ずっとそんな可愛いワチャワチャが続くのだそう。

絶対癒されるだろうなぁ。見たい。


★★★★★

実は、このイベントで数日ばかりボランティアスタッフをやります。

ゴールデンウィークは、旅行はせずにまったり過ごそうと思っていたはずなのにね。
たまたまイメフォのHPを見てみたらボランティアを募集していて、面白そうだったので参加させていただくことになりました。

今日はそのお仕事内容の説明会で、映像作品を見せて頂いたのです。


学生時代に展覧会実習をしたときも思ったけど、やはりイベントの出品作品を気に入れば気に入るほど、楽しく仕事ができるもの。

せっかくなので、時間の許すかぎり他の作品も観てみたいなと思います。

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