2013年6月24日月曜日

ふたりのイームズ

ずっと気になってた映画、「ふたりのイームズ」を観に行ってきたのです。
 
 
 
ご存知、イームズチェアを生んだイームズ夫妻の物語です。
映画というよりか、ドキュメンタリー。
 
 
私はイームズチェアしか知らなかったのですが、チャールズとレイのイームズ・オフィスはショートフィルムの制作や展示のプロデュースも行なっていたのだとか。
デザイナーにとどまらず、アーティスト、キュレーター、プロデューサーなど色々な顔を持つアート集団だったのね。
 
コンピューターが世の中に登場して、まだ一般消費者が偏見を持っていた頃、IBM社のプロモーションビデオをイームズ・オフィスが手がけていたというのが驚きだった。
コンピューターは人類の発展にとって大事なものだということを可愛いアニメーションで表現していて、当時では珍しい試みだったらしい。
 
イームズチェアはもちろんのこと、IBMのような企業活動に活用された事例も含めて、芸術を日常の場面に浸透させたイームズ夫妻の功績は大きいと思う。
  
彼らが駆け抜けたミッドセンチュリーは、それまでに考えられなかったようなテクノロジーだとかモダンなライフスタイルが生まれて世の中がめまぐるしく変化していた頃。
活気に満ちあふれていて、映画を観ているとワクワクしました。 




で、まあ映画は面白かったのですが、映画館の椅子がどうも合わなかったようで、終始辛い体勢で観ざるを得ないサバイバル鑑賞体験でした。
首までもたれかけられるソファで、その首もたれが微妙に垂れているような。。
いや、正確にはまっすぐだったのかもしれないけど、最前列だったので少しスクリーンを見上げなければならず、大変でした。

こんなかんじ↓↓
 
足を組んでみたり、横向きにもたれかかってみたり、楽な体勢を探してみたけどイマイチで。
観終わった後、隣の彼氏も相当首をやられていた。
 
 
世界一お洒落な椅子をデザインしたイームズ夫妻の映画を観ながら、椅子に苦しめられるなんて皮肉や。。

いつかイームズチェア買ってやる~

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